ななめ45度から眺めた日常

過去の離婚経験や恋愛失敗談などのダークサイドな過去の自分、趣味の音楽やアウトドア、グルメやダイエットなど浅く広く生きてる今の自分。何気ない出来事も視点を変えると違ってみえるかも?...日常の中から【ななめ45度な思考】をゆる~くつぶやいてみようと思います。

お好み焼きから見える日本...

 

週末...ガッツリと運動をしたのをいいことに、痩せたい痩せたいと言いつつ、粉ものに手を出してしまいました。

 

。。。お好み焼き。。。

 

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出来たてアツアツのお好み焼きの上で踊るかつお節もいい(●´ω`●)

 

知り合いの生まれも育ちも関西人の作るお好み焼きは、やっぱり別格のおいしさでした。
私が生まれ育った九州で食べているお好み焼きとは、一味違うな~と思いました。

 

具材は、小麦粉、キャベツ、豚肉...このあたりは同じなんですが、ちくわやこんにゃくそれに油かす
そして出汁やソースにもこだわりがあるらしい。

 

美味しい具材盛りだくさんのお好み焼きは最高です。

 

でも...
私は油かすというものをあまり知りませんでした。


そこで、ウィキペディアでちょっと調べてみたのです。
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油かす(あぶらかす)とは、食肉から食用油脂を抽出した残滓を利用した食品である。
畜産物を生産・消費する地域の一部で見られる。類似の食品は全国に存在する。
それらの原料や製法は様々で、その成り立ちや文化的係累も違う、それぞれ異なる食品群である。本項では便宜上、それらを総じて油かすと呼ぶ。
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なるほど、なるほど。

簡単に言うと、牛や馬の大腸や小腸をカリカリになるまで揚げた残りカスです。

 

そして下記のようなことが書かれていたことに少々驚いてしまいました。

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被差別部落との関連[編集]
油かすに類する食材は全国各地に存在するが、西日本で特に限定して「あぶらかす」「いりかす」などの名称を使うときは、一般的には同和地区を中心に流通する牛馬の大腸や小腸を原料とした保存食を指す。あぶらかすは原料が食肉の残滓であるため、かつては屠畜業に携わる者の多い被差別部落民の間で主に生産・消費されてきた。『被差別の食卓』の著者、上原善広は油かすを「被差別部落ソウルフード」と呼んでいる[1] 。爾来、近畿地方ではさいぼしと並ぶ部落の伝統食であり、その名称を口に出すことすら憚られるような食材であったが、差別意識の解消やB級グルメブームの影響もあり、近年は堂々とメニューに掲げる店も増加している。こうした需要の増大により、以前に比べて価格も高騰傾向にある。
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油かすは、被差別部落に伝わる食材の一つで、一般には知られていなかった食材。
最近のB級グルメブームで知れ渡たり、世間一般に認知されてきた。。。

 

お好み焼きを美味しくする具材【油かす】の背景にこんな歴史があったとは...。

 

 

正直、私の幼少期には同和に関する意識は希薄だったので、昔の日本の歴史...くらいの認識しかなかったです。。。
現代では差別の壁は、ほとんどないのかもしれませんが、未だに「部落」というワードが差別用語としてタブーになっていること自体が差別な気がします...。
それともいまだに、多くの方が差別を受けているのでしょうか。。。

 

 

なんだか話がどんどん遠くに行ってしまいそうなので、話はお好み焼きに戻るとして...

 

こうして食べ物の歴史や料理の由来、先人方の暮らしや苦労を知ることで、食への感謝が生まれてきませんか??


そして、アイデアしだいでいくらでもおいしくなるんだから、料理って素晴らしいです。


おいしいものって、人を幸せな気持ちにしてくれますよね~( *´艸`)


何はともあれ、お好み焼き美味しかったです(●´ω`●)

 

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