読書サプリ⑤~百田尚樹の「プリズム」と「モンスター」~
なんだか退屈な夜に自宅の本棚から出してみた2冊の本。
【百田尚樹】の「プリズム」と「モンスター」
あまりにもストーリーが思い出せず...ペラペラっと読み返してみました。
「プリズム」と「モンスター」は実は、お互いが「対」になっている小説とのことで、2冊まとめて購入したんだった...んで、2冊まとめて読み返してみました。
==あらすじ============================
【モンスター】
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。
彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった―。
【プリズム】
「僕は、実際には存在しない男なんです」世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。
ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞った。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄され―。
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小説としての感想は...
どちらも究極の純愛ミステリー(?)という感じです。
人間は、内面と外見とどちらに惹かれるのだろう...。
面食いだと自分では言っている私だけれど、結局は中身って大事!!...そうなっちゃうよね。。。
単純にそんなことを考えるストーリーでした。
「対」になっている小説って、内面と外見...そんな部分のことなのかな...
...私としては、百田尚樹の小説の中では、いまいちだった小説に分類されるかな~。
解離性同一性障害、美容整形、どちらも難しい現代的なテーマの作品ですが、少しくどさもあるように感じた。
でも、百田尚樹は、やはり読みやすく、すらすら読めますよ。
読書って
何かしら考えることがあるし、感想は人それぞれですので、人の感想や評価はあまり左右されず、気になった本があったなら読んでみるべきだと思います(●´ω`●)