忘れたくない母の味
【らっきょうの甘酢漬け】
私の母は、毎年、らっきょうの甘酢漬けを漬けていました。
赤い蓋の大きな瓶...それが家にあるのが当たり前のような気がしていましたので、らっきょう漬けをお店で買うという概念がありません。
実家を離れてからも、この時期に泥付きのらっきょうが売っていると母の漬けたらっきょうを思い出していましたし、実家に帰ると小瓶に詰め替えてもらって帰るのが当たり前の光景でした。
母が天国へ旅立ってから2年以上が過ぎても...
やっぱり母の味っていうのは、忘れられないものです。。。
パッと見は母の漬けていたらっきょう...懐かしくて、店頭で一度買ってみたら、想像していたものには程遠いものでした。
生産者の方には申し訳ないけど...お世辞にも美味しいとは言えませんでした。
しょっぱくって、う~ん、まずい。。。。
それで、昨年は母の真似をして、この時期にらっきょうの甘酢漬けを漬けようと思い漬けてみました。
昨年は、初めてにしては上手くできたけど、母の味には程遠い感じでした。
そして今年も挑戦!!
しかし、らっきょうを漬ける下準備ってたいへ~ん(;´・ω・)
ひとつひとつ薄皮を剥くのは一苦労です。
2キロの泥つきらっきょうを購入して水洗い、薄皮を剥いて、お湯をかけて冷ます。
それから酢・砂糖・塩で甘酢を作り冷まして、煮沸消毒した瓶に、らっきょう・甘酢・鷹の爪を入れ漬けていきます。
1日置きくらいに瓶を振ったりして、まんべんなくらっきょうが漬かるようにします。
友達には、その歳でらっきょう漬けるとか珍しいねぇ~とか、ばあちゃんみたい...とか言われますけど、いいんです!!
母は、40過ぎで母(私のおばあちゃん)を亡くしています。私もそうですが、比較的若い年齢で母親とお別れしています。
母もひょっとすると母の味を思い出しながら、毎年らっきょうを漬けていたのかもしれないなぁ~と思っています。
絶対忘れない母の味...何年かかっても、母の味に近づきたいなぁ~。
2週間後くらいには食べられます(^_-)-☆
今年はどれだけ母の味に近づけたか、楽しみです(●´ω`●)