ユニクロ×リサラーソンのTシャツから自分を振り返る
趣味仲間で集まっていた時のこと...
友人の子供(小学校低学年)が、かわいいイラストのTシャツを着ていた。
みんなでかわいいねぇ~って話してたら、その子のママが「それ、ユニクロ!」って。
1500円(+税)らしい。
スウェーデンを代表する陶芸デザイナー【リサラーソン】と【ユニクロ】のコラボ商品だというではないですか!
ユニクロと言えば...フリースで一世を風靡した大手アパレルメーカー。
私は以前、某アパレルメーカーの販売員として働いていたので、
フリースなんてダサダサ...ユニクロなんて絶対着ないし!!って思ってました。
所詮、ヤングアパレルのショップスタッフ...今思えば買いかぶりすぎてました(...反省)
私が学生の頃は、裏原宿系ファッションに誰もが憧れる時代だったと思います。
ブランドの服が買いたいがために、バイトしたりお年玉貯めたりしてました。
ブランドのショッパー(買い物袋)を持ちたい...
憧れの芸能人、ミュージシャンに近づきたい...
オシャレだと言われたい...
ただそのミーハーな自己満足のために頑張っていたんですよ...わたし。
あの頃は、こういう若者たちの購買意欲もあり、裏原宿系ファッションに限らずアパレル業界全体が潤っていたと思います。
そして私は、アパレル業界へのあこがれを抱き、カリスマ販売員を目指して就職を決めたのです。
しだいに経済の不況に伴いアパレル業界も不振に陥っていきます。
正直、私が働きだした頃は、すでに厳しい時代へと傾きはじめていました。
そして、おしゃれにお金を掛けられる金額が減ってきた...
そんな時代に消費者の心を掴み、トップブランドとして急成長を成し遂げたのが【ユニクロ】です。
流行のものが安価で手に入り...カラー、サイズ展開、バリエーションも豊富。
正直、アパレルで働いている時はプライドがあって、絶対ユニクロなんてダサくて着れない!!って思ってましたし、店に行くのもイヤでした。お客さんとユニクロで遭遇なんて絶対にイヤだと思ってましたからね。
けど、今は違います。店にも行きます。利便性も実感しています。
そして、リサラーソンのTシャツも購入しました。。。
時代の変化です...これは。
時代の波に乗ることも悪いことではない...こんな時代ですもの。
でも、ユニクロの商品自体に個性やセンスがあるとは思ってないです。
万人受けして、誰にでも親しみやすいウェアですしね。
オシャレって結局のところ、着こなし術だったり着る人の感性です。。。
ユニクロだろうが、ブランドだろうが、着る人が着れば、結局おしゃれなんです。。。
オシャレにしていても性格悪い奴がいる。
ダサくても心のキレイな人もいる。
同じ服でも不潔に感じる人がいる。
同じ服でも誠実に見える人もいる。
そんなことは考えることもなく...
ただただいい服を着ればいいと思っていた若かりし頃の自分。
中身もないのに背伸びしてブランドの服を着る。。。今考えるとなんかダサい自分。
ユニクロを受け入れられるようになった私...これは時代の変化だけではなく、私の人間としての成長なのかもしれないですね。