読書サプリ④(ケモノの城)
【ケモノの城】
ある街で起きた監禁事件。
保護された少女の証言に翻弄される警察。そんな中、少女が監禁されていたマンションの浴室から何人もの血痕が見つかった―。
あまりにも深い闇に、果たして出口はあるのか?小説でしか描けない“現実”がここにある―。圧倒的な描写力で迫る衝撃のミステリー。 Google Booksより
私の好きなミステリー作家「誉田哲也」の【ケモノの城】
文庫化されていたので、買って読んでみました。
この小説、ホントに衝撃的でした。
誉田哲也氏の描写が、相変わらずグロくてエグいということもありますが、想像力を膨らませながら読むと、吐き気がするほど...なので、淡々と読みました。
2002年3月に北九州市小倉北区で発覚した事件がモデルとなった物語だということも衝撃です。
まさしく犯人はケモノのような人間で、犯人に支配されて犯人の変わりに手を汚していく人々の様を読んで、以前のブログでも書いたサイコパス彼氏を思い出してしまいました。
このモデルとなった事件の犯人は、最悪なサイコパスですが、サイコパスって法に触れる触れないは別として、根本的な部分は同じです。
自分の手はできるだけ汚さず、周囲の人間(特に異性)を支配し利用する。。。
あ~こわい。。。
話は小説に戻りますが、
描写と話しの展開は、さすが誉田哲也氏!!という感じです。
小説としては、とても面白かったです。
ただ、ホントにグロいので、サクサクッと読むことをオススメします。